我が家の熊本城

こんにちは。工事課の杉山(Y)です。

今回は 熊本城の話をしてみたいと思います。

熊本の地震から、気がつけば もう3年近くになります。

最近では、テレビでも時々、熊本城の大天守の外観だけでも きれいになった姿を見ることができ、熊本城ファンの私としては うれしく思います。

 

私が熊本城を訪れたのは 15年ほど前のこと。

間近で見た熊本城は、天守閣も素晴らしく格好いいのですが、なんといっても 豪快そのものの石垣の数々に、城内を巡るほどに 圧倒されていったのでした。

この石垣たちのせいで、特に 城郭マニアでもなかった私にとっても、この熊本城は忘れ得ぬ存在となったのです。

 

その石垣について、以前 NKHの番組で、とても興味深いもの がありました。

 

熊本城の石垣には、江戸初期の築城当時のものと、明治以降に修復されたもの とがあるのですが、熊本の地震において、明治以降の石垣の約3割が崩落したのに対し、江戸初期の石垣の崩落は約1割にとどまった とのことです。

何が違うのか というと、明治以降の石垣が 直線的な傾斜であるのに対し、江戸初期の石垣は‘武者返し’とも言われるように、上部ほど急勾配となる曲線状なのです。

地震時において、直線傾斜の場合、石垣には 下部にいくほど 外側に大きく押し出す力が かかるのですが、曲線状の場合は 石垣の面(曲線)に沿って力が かかるため、崩れにくいのだそうです。

そして、この‘武者返し’における曲線は、現在の構造力学における 複雑な計算式による曲線のラインと ほぼ一致する、とのことです。

この城を築城した加藤清正公は、“築城の名手”と呼ばれていたそうですが、試行錯誤を重ねながら、地震に強い この曲線のラインを編み出した とのこと。 これはもう、本当に すごいことですね。

 

さて、3年前の地震では、お城だけでなく、多くの家屋も被害を受けてしまいました。

私は 前回の訪問において、熊本の地に とても良い印象を持ったこともあり、多くの方々が被災されてしまったことは 大変 残念に思います。  改めて お見舞い申し上げますとともに、早期の復興を祈念いたします。

そして、これから家作りを検討される方々にとっては、やはり、地震に対する強さという点は、かなり気になるところ ではないでしょうか。

そこで、少々 説明させていただきます。 私ども 桧家住宅の家は、耐震のための構造において、地震等による水平力に対抗するための 柱間の斜材である‘すじかい’と、面によって外力を受け止める‘オリジナル耐力面材’を併用し、充分な耐力壁の量を確保すること などによって、全棟 耐震等級3 を実現しています。

耐震等級とは、住宅の性能において、地震に対する強さ を表わす指標となるものですが、耐震等級3 を称するには、建築基準法によって要求される耐震基準の1.5倍の強度が必要となります。

そして、建築基準法自体、過去の大地震のたびに、それらに耐えうる建物を供給することを目的として、その耐震基準を強化してきたという経緯があります。

その、建築基準法の耐震基準の1.5倍の強度なのですから、地震に対する安心度も相当に高いレベルである、と考えていただいてよいかと存じます。 では、再び 熊本城です。

こちらは、昨年、某大手雑貨店で見つけた、木組みの熊本城。

一目見て、“欲しい!”と思ったのですが、お値段は何と8,000円也!

高い!… でも欲しい!…

その時、ふと 目に入った一文。 “売上の一部は復興支援に…”

よし、買おう!

 

というわけで、休日を中心に、家の用事や勉強の合間を縫って、少しずつ“築城”していきました。

模型などを作るのは 十何年ぶりかのこと。

 

細かい部品や 細長い部品に、普段は使わない種類の神経を使いながら、慎重に組み立てていきます。

基本的に、部品同士の かみ見合わせで 組んでいきますが、定着が不充分な部分には 木工用ボンドを使います。

石垣から壁を立ち上げ、屋根や破風、開口部の部品など を加えながら、天守の階層を組み上げていき…

そして、ついに 我が家の熊本城 が完成!

“築城”に要した合計時間は、約8時間ほどでしょうか。

高さ16cmほどですが、サイズ以上の存在感を 部屋の中で放ちまくっています。

8,000円は、決して高くない値段でした。

 

これからも、被災地 熊本の復興、そして、そのシンボルである熊本城の 早期の完全復活のために、私にも でき得ることを していきたいものだと考えます。

その一つとして、是非 また 機会を作って、熊本の地にも 足を運びたいものです。

 

では また。

9:00~18:00(土・日・祝定休日)

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